クスノキの家 ~着工~
野洲の「クスノキの家」が着工しました。
この家の住まい手との出会いは、昨年の4月の完成見学会でした。
交差点に立てた「木の家見学会」の看板に導かれるようにお越しになったとのこと。
瓦葺きと板張りの落ち着いた外観、ダイナミックな木組みが見える室内、使い勝手の良さそうな間取りに魅力を感じていただき、奥様からその場で「設計してください」と声をかけて下さいました。ならば、ゆっくり家づくりの夢を伺いたく、一度事務所にお越しいただくようお誘いしたのでは・・・と。そんな記憶が蘇ってきます。
写真は、この家のシンボルとなる”クスノキ”である。23年前にこの家に越して以来、いつしか生えて大きくなったのだそう。住まい手の希望は、この木が可能ならば残したいとのこと。「この家の家族をずっと見ていてくれたよな」と息子さんがぼそっと・・・。
さて、この”クスノキ”新しくなった家をどんな風に見てくれるのだろう。
現場は、雨の中、既存の樹木を移植するところから始まりました。
この家には、クスノキ以外にも沢山の樹木があり、それぞれに住まい手の想いのこもった大切な樹です。しっかり養生し、お預かりさせていただきます。
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