今日は、午後から芦屋まで行ってきました。
私の好きな建築家の一人、中村好文さんの設計塾に参加するためです。
もちろん、感想は、行って良かった!
これまで、住宅設計をする上での考え方、気をつけていること、感じていることが、
より明確になったからです。
今日のお話しの真ん中にあったのは、
1.要望書の行間を読む
2.普通でちょうどいい
3.二人三脚
また、先生の進め方もおもしろかった!
受付後、会場に入ると、くじ引きで決まった席に着き(これが自動的にグループ分けされていて)
まずは、先生の前述の3つの設計作法が綴られた資料(本から抜粋)を読み、
自分なりの感想をいだき、そのグループで意見交換をする。
そして、近作3例の住まいのお話しを聞かせていただき、
その後、休憩を取りながらグループで「どう見た?、どう聴いた?、どう感じた?、どう考えた?」と
「質問内容」を考え、それぞれのグルーブの質問に、簡潔明瞭に答えてくださるものでした。
資料を読んで・・・私は、
1つめの「要望書の行間を読む」と、3つめの「二人三脚」は、普段実践していることと重ね合わせ、
すぐに感想を想い浮かべることができました。
しかし、2つめの「普通でちょうどいい」は、そうではありませんでした。
近作3例のスライドを見せていただき、どれも素晴らしい(一言では言えませんがあえて)
住まいばかりで、「どこが普通やねん!」と、突っ込みをいれたくなるような・・・。
質問でも、その「普通」をもう少し詳しく聞かれていた方もおられたぐらい。
でも、お話しを聞いてそう言えば、と思ったことが二つ。
一つは、「無理や無駄をせずに、必要とされる機能からデザインする」
これは、私が設計を進める上で一番ベースにおいている考えで、
デザインとは、プラン二ング、外観・室内のイメージ、素材選び全般のプロセスを意味しています。
もう一つは、
以前地元の情報誌に寄稿した内容のこと。そこでは、ある家づくりのことを綴っており、
結びに、「住む人が安心して暮らせる、快適で住み心地のよい、住み手が心身ともに豊かになる”普通の家”をつくる努力をしていこう。」と書いたこと。
バショがもつ力、モノの価値、ヒトの想いを自然とくみ取ることができれば、
「普通」が具現化されるのかもしれない。
どうなんでしょう? 中村先生
帰りに、先生の本にサインをいただいたのですが、時間も押したくさん並んでいらしゃるのに、一文字づつ非常に丁寧書いてくださり、先生のお人柄と、物事に向き合う姿勢を感じさせていただきました。
感想の続きは、又の機会に。